賢く節約出来るポイント経済圏

2019年10月の消費税増税が予定され、家計の悪化が予想されるなか、最近ではコンビニや飲食店などで多く見かけるポイント支払い。ポイントはあなたの支払い額などに応じてポイントが還元され、このポイントで次の支払を行う事で、家計の支出を抑えてくれます。

大手キャリアでは携帯事業とは別サービスを提携・新設し各キャリア「経済圏」を発展させ、この経済圏内で各社独自のポイント利用を促す事で私たちのライフスタイルごと関わりを深めています

この「経済圏」の流れに乗り、各キャリアのポイント還元をうまく利用する事で、お金を節約していきます。

今回は「経済圏」の仕組みについて解説致します

ポイント経済圏とは何？

経済圏とは、経済活動が一定の独立性をもって営まれる地理的範囲。
引用元：コトバンク

楽天を例に「経済圏」を「王国」と例えて解説します

言葉の意味だと難しいので、楽天の経済圏で例えます。

経済圏とは、楽天が建設している「新しい国（楽天王国）」のようなもの。

「楽天王国」では「通貨」の代わりに「楽天スーパーポイント」がお金の代わりになります。楽天王国では「通貨」の支払いと同等に「ポイント」で様々なサービスや商品を利用・購入する事が出来ます。

王国内でサービスや商品などを購入すると楽天スーパーポイントで還元してくれる為、次の支払いなどに当てる事で「流通のサイクル」が生まれます。

経済圏のユーザーメリット

経済圏の規模が大きいほど、生活用品やサービスの支払いにポイントが使える為、「通貨」の支出を抑える事が出来ます。

楽天王国では大型のショッピングモール（楽天市場）だけでなく、通信サービス（楽天モバイル）や旅行会社（楽天トラベル）、銀行（楽天銀行）証券会社（楽天証券）、競馬やtotoなど、様々なサービスを利用する事が出来ます。

経済圏（王国）内で複数のサービスを利用するユーザーに対し、ポイントを１〜10％以上還元してくれる為、ユーザーは支出を大きく節約出来ます

王国はユーザーを獲得するために、大きなポイント還元だけでなく、最寄りのコンビニやスーパー、飲食店などでポイントを利用出来る様に加盟店を増やし、ユーザーの生活の一部となる様に拡大を行なっています。

経済圏（王国）加盟店メリット

現在、「王国」は「加盟店」を増やし利用範囲の拡大を行なっています。

加盟店は「王国」へ手数料の支払いが発生しますが、その代わりに「ポイント」を所有しているユーザーが来店する事が予想されます。

更にクーポンなどの広告も「王国」を利用する事ができる為、１企業の広告効果よりも絶大な効果を得る事ため集客の増加が見込めます。

加盟店はポイント取引に手数料を払う必要がありますが、現在加盟店の手数料を限定的に低く設定している様です。

経済圏（王国）のメリット

１企業のサービスだけでは、同業者が増えていくため収益は限定的です。同業者同士話し合っても協業する事はできず。独占禁止法などの法律も関わってくるため困難です。

企業が目をつけているのは今も昔も異業種です。自社で違う産業を成功させようにも、その分野の専門企業を上回る事は困難です。なので協業の道がって取り早いと考えます。

この協業のパイプとなっているのが「各社独自のポイント」です。

経済圏の現状

加盟店は手数料が安く気軽に集客効果を検証できるため、続々と「経済圏」の加盟店が増えています。

2019年10月の消費税増税とキャッシュレス化に日本国政府が国を挙げて動いていることも「経済圏」の拡大と「ポイント」によるキャッシュレス化のビジネスが追い風となっています。

大手キャリア「ドコモ」「au」「ソフトバンク」「楽天」のポイント経済圏

代表的な４社のポイント経済圏を紹介します

ドコモ経済圏

「d ポイント」を活用した「ドコモ経済圏」を展開

QRコード決済「d払い」

au経済圏

「au Wallet」を活用した「au経済圏」を展開

QRコード決済「au Pay」

ソフトバンク「PayPay経済圏」

「Tポイント」を活用した経済圏を展開していたが、

QRコード決済へ進展させ「PayPay経済圏」を展開

楽天経済圏

「楽天スーパーポイント」を活用した、「楽天経済圏」を展開

QRコード決済「楽天 Pay」

スマホの利用だけでは決められない

総務省の規制強化に伴い、キャリアのキャンペーンを賢く利用していた時代は衰退しています。

これからはスマホだけでなく、キャリア関係の提携しているサービスをしっかりと認識していかなければいけないかと考えると、これまで以上に複雑になって来ます。