最近よく目にする「OPPO(欧珀)」は中国のメーカーで,歩歩高(BBK)グループ傘下の家電メーカーです。
中国ではDVDプレイヤー市場でトップシェアを誇っていましたが,現在DVDプレイヤーなど使う人は少なくなりました。OPPOはなぜスマホ中国市場第1位になれたのか?「OPPO」の秘密を探ります。
日本では日本法人「OPPOジャパン」がスマホ販売を管理しています。今回は「OPPOジャパン」のスマホの歴史と魅力を紹介します。
OPPOジャパンの大元は中国「OPPOモバイル」
中国のOPPOモバイルは当初格安携帯電話のブームに乗じて参入しましたが,他社との差別化に苦しみます。同じ中国のXiaomi(シャオミ)はネット販売で成功していたが,OPPOは実売店舗で販売を拡大した為,地方都市の若者の指示を集めに成功。2016年には中国スマホ市場1位を取るまでに至り,2018年には世界シェア5位まで上昇しました。
中国OPPOモバイルの歴史
- 2003年OPPOモバイル設立
格安携帯電話のブームに乗じて「フーチャーフォン(ガラケー)」に参入。
他社との差別化に苦み,ヒット商品なし - 2011年スマホブランド「Find」を発売
スライド式のQWERTYキーボード採用。広告にレオナルド・デカプリオを起用し,この時のギャラが500万ドルであったことは有名です。これにより「OPPO=ハイエンドスマホ」のイメージを確立。
- 2012年「Finder」発売
6月-「世界最薄」を謳う6.65mmのスマホ発売
- 2013年「Find5 X909」発売
1月29日-「Finder」の上位モデルが発売
12月-欧珀尾ホールディングス(当時OPPO電子工業)は100パーセント子会社のスマートフォンメーカー、OnePlus(一加)を設立(OPPOモバイルとプレミアム部門のOnePlusに区別される)
12月10日-206度まで角度変更が可能な回転するカメラを搭載した大型ファブレットサイズ5.9インチスマートフォン「N1」を発売。
- 2014年「OPPO R5」発表
10月-「最薄」わずか4.85mmの厚さの5.2インチスマートフォン「OPPO R5」を発表した。
- 2016年スマホ市場中国シェア1位
中国ブランド別マーケットシェアランキング
1位:OPPO
2位:HUAWEI
3位:VIVO
4位:アップル(アメリカ)
5位:Xiaomi - 2018年スマホ市場中国シェア1位・世界シェア5位
世界ブランド別マーケットシェアランキング
1位:Samsung
2位:HUAWEI
3位:アップル(アメリカ)
4位:Xiaomi
5位:OPPO
「OPPOジャパン」ってどんな会社?
OPPOジャパンは,2017年8月に設立されたOPPOモバイル製品の輸入・販売の日本法人です。
2018年2月9日都内でスマホ販売開始を発表すべく記者会見を行い,シムフリースマホ「R11s」の販売を開始した。OPPOスマホのイメージキャラクターとして指原莉乃(リノ)を起用。OPPOが展開する「Reno(リノ)」ブランドと読みが合致していることが理由です。
日本では,自社でシムフリースマホの販売の他に,KDDI(auとUQモバイル)とソフトバンクや楽天モバイル向けに端末を販売している。
2020年7月現在までの流れ
- 2017年オッポジャパン株式会社設立
2017年8月 – オッポジャパン株式会社設立。
- 2018年SIMフリー市場参入
2月 – SIMフリー市場参入
「R11s」を発売。9月 – 「R15 Pro」を発売
日本向けのカスタマイズが施されており、おサイフケータイに対応している。11月 – 「R17 Neo」を発売
日本で初めてディスプレイ指紋認証を搭載した。 - 2019年市場シェアが第2位
10月 – 「Reno A」を発売。防水、おサイフケータイに対応した日本専売モデル。
12月 – 日本のSIMフリー市場において市場シェアが第2位となる。
- 2020年5Gスマホ発売
3月5日 – 「Reno3 5G」がソフトバンクから発表。OPPO初のソフトバンク向けスマートフォン。日本向けのカスタマイズが施されており、おサイフケータイにも対応している。
(2020年7月31日発売)3月23日 – OPPOフラグシップモデル「Find X2 Pro」が
KDDIから発表。(2020年7月22日発売 au型番OPG01)
OPPOジャパンの特徴
OPPOジャパンの企業理念は,「本分」「お客様中心」「完璧を目指す」「目的主導」の4つで「私たちは、世界をよりよくする企業であり続ける。」とビジョンを掲げ,目的として「私たちは、当社の先進技術によって普段の生活が改善できる企業としてあり続けます。」との事です。
【OPPOジャパンの企業理念】
・本分
・お客様中心
・完璧を目指す
・目的主導
【OPPOジャパンのビジョン】
「私たちは、世界をよりよくする企業であり続ける。」
【OPPOジャパンの目的】
「私たちは、当社の先進技術によって普段の生活が改善できる企業としてあり続けます。」
5G高速通信対応スマホに取り組む
目的にあるように最先端の「5G」の取り組みを行い,ユーザーの生活を便利にする為日々進化しています
2018年10月
世界初となる5Gを使用した3Dビデオ通話を実施
2018年11月
5Gによるスマートフォンのビデオ通話を世界で初めて実施
2019年2月
5Gランディング・プロジェクトを発足
2019年4月
Swisscommと提携
2019年5月
欧州初の商用スマートフォン発売
2019年7月
オーストラリアで世界初の移動式5Gホテル
2019年11月
エリクソンと提携して5Gイノベーションラボを設立
2019年12月
Ericsson、Qualcomm、Swisscom、Telstraとの連携。業界初のDSSデータコール実施
OPPOはコスパが良い
ハイエンドモデルの「OPPO R17 neo」が3万円台。他のメーカーと比べると安く。性能も高く人気があるのもうなづけます。
OPPOはカメラ開発に力を入れている
スマホカメラといえば中国の「HUAWEI」が有名ですが,「OPPO」も負けてはいません。
メインカメラ・広角レンズ・望遠レンズ・モノクロレンズと4種類のレンズを組合せ夜景や動画などを「誰でもプロのような仕上がり」で思い出を残すことが出来ます。
・自社研究機関「ポートレートラボ」
・AIビューティーセンサー(254ポイント特徴取得)
OPPO自社独自の急速充電技術「VOOC(ヴォーク)」
自社独自急速充電技術「VOOC(ヴォーク)」:「R9」では5分間充電で2時間通話が可能(公式ページより)
YouTubeなどの実証動画では一般スマホの4倍、「OPPO Find 7」の場合約30分でバッテリーの75%程度まで充電できるとされている
OPPOの積極的なプロモーションで値段以上の遊び心がある
最新トレンドをいち早く導入
縦長比率18:9・6.01インチ有機ELディスプレイ
フロントカメラ顔認証
デイスプレイ指紋認証など
モデル別OPPOスマホ
OPPOは4つのモデルで分類され「〇〇シリーズ」と称されている。
注目の「Rシリーズ」は2019年から発売されておらず、「Renoシリーズ」に改名した感じがある(筆者所感)
Findシリーズ
Renoシリーズ(2019年4月〜)
Rシリーズ(〜2019年)
Aシリーズ
まとめ
OPPOジャパンはSIMフリースマホをメインに取扱,トレンドを追い求めユーザー目線の企業です。
世界シェアも上々でこれからスマホ市場で目にする事も多くなるでしょう。
OPPOの製品は「楽天市場 」直営店で販売中
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