KDDI新たなスマホ購入サポート「かえトクプログラム」開始

auかえトクプログラムとはau経済圏に関する情報まとめ

KDDIは2020年2月21日より新たな端末購入プログラムを開始。今後の5G対応スマホの機種代金の高騰に対し新たな端末購入プログラムを追加。ドコモやソフトバンクに対し新たな一手を打ち出した。

KDDIは、今回の「かえトクプログラム」の提供開始に伴い、「アップグレードプログラムNX」は2月20日を持って受付を終了する

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かえトクプログラムとは

「かえトクプログラム」

参照元:au公式HP

「かえトクプログラム」は「残価設定型」の分割購入を導入。

プログラム内容は24回支払いを条件に2年後の買い取り価格を残価(最終回支払分)として設定し、本体価格から残価分を差し引いた分を23回分割することで以前の「アップグレードプログラムNX」の36回分割よりも月々の支払いを安く抑えて購入することができる。

シンプルにまとめると前々回「アップグレードプログラムDX」の48回分割の改良版。

総務省が懸念されていたが分割48回(4年縛り)に対するものとなる為、今後の動向が気になります。

  1. 本体価格 ― 残価 = 実質割賦金
  2. 実質割賦金  / 23回 = 月々の支払い
  3. 購入後25ヶ月目
    A:KDDI回収で残価支払い免除
    B:残価 / 24回 = 月々の支払い(延長)

「かえトクプログラム」の「残価設定」とは

「かえトクプログラム」料金

参照元:au公式HP

残価とは「購入したモノを数年後に下取りとして出した場合の価値」の事。

なので、今回の場合「スマホの2年後の下取り価格」にあたる。この残価を差し引いた価格に対し割賦を組む事により以前の「アップグレードプログラムNX」よりも安く利用する事が出来る。

残価設定は約40%前後となる為、価格の実質60%前後で23ヶ月間は利用出来る。

「アップグレードプログラムNX」よりなぜ安くなるのか?

アップグレードプログラムNX

参照元:au公式HP

前回の「アップグレードプログラムNX」は、プログラムの対象機種を分割契約36回で購入と同時にプログラム申し込み(無料)で適用される。

特典として、プログラム加入機種をauが回収することで、その後分割金の支払いが最大12ヶ月分免除される。

今回の「かえトクプログラム」では残価から差し引いた分を分割23回する為直近2年の支払い額だけ見ると安くなる

例えば,96,600円を単純計算で算出してみましょう!

【アップグレードプログラムNX】

2,683円/24回 =64,399円 (残り12回:32,201円)

2年後:そのまま割賦継続 2,683円/12回

【かえトクプログラム(残価40%で設定)】

2,520円/23回 =57,960円 (残り38,640円)

2年後:再度割賦組み直し38,640/24回=月々1,610円

新旧プログラム対決の結果

NX:2,683/月 > かえトク:2,520/月(安い)

○2年後継続利用

NX:2,683(12回) > かえトク:1,610円(24回)

月々の支払い金額だけで見ると安く感じるが、冷静に見ると最長割賦回数を36回から48回にしている所がポイントとなる。

料金の見せ方で安く感じるだけ?

4年以上購入されたスマホを利用するのであれば、どちらも金額面では変わらないが2年以上4年未満で機種変更もしくは返却される方はメリットが受けられる為、総支払い額が軽減される。

ようは、4年以上長く使う方は変わらないが、4年未満でスマホを変える方は安くなるという事だ。

「かえトクプログラム」の注意ポイント「故障端末」

以前アップグレードプログラムNXから同条件となるが、回収(下取り)時に「画面割れ」や「電源が入らない」などの時は「故障時利用料」が発生する場合がある

お支払いが
必要な例
右記サポート
への加入なし
iOS向け「故障紛失サポート
with AppleCare Services &
iCloudストレージ」
にご加入の場合
Android™向け
「故障紛失サポート」に
ご加入の場合
画面割れ22,000円(不課税)3,740円(不課税)2,200円(不課税)
その他 ※112,980円(不課税)

※1電源が入らない/充電ができない/電話機本体や液晶に破損や割れがある/メーカー指定箇所の水濡れシールに水濡れ反応がある など

機種を返却する事が条件なので注意が必要です。

【かえトクプログラム】のまとめ

4年未満で機種を変更される方は恩恵を受ける事が出来る。

5Gスマホが高額である事は想定済み。少しでも5Gスマホユーザーを増やす為には機種代金のテコ入れは必要です。しかし、4年間と言う考えが総務省にどう映るか?今後の動きに注意が必要です。度重なるauの端末補助の変更で混乱してしまいますが、今回の変更は利用者に吉と出るか凶と出るかは他社の動きを見ながらウォッチしていきたいと思います。

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