大きな回線の歴史
10年刻みで時代の流れを解説
【1980年代】
1G:アナログ方式、音声=電話が発達
【1990年代】
2G:デジタル方式、音声、SMS=メール発達
【2000年代】
3G:音声とデータ通信=静止画像が追加
【2010年代】
4G:大容量データ通信=静止画像から動画へシフト
2020年代
5G:新時代=4K/8K動画など更に大容量のデータ通信が可能に!?
☆動画コンテンツが進化
5Gの性能
大きく分けて3つの効果に期待が持てる
数値は目安となる値
- 超高速(eMMB)20Gbps
VR発展 - 超大量接続(mMTC)10の6乗個/km2
IOT進化、スマートシティ - 超低遅延(URLLC)1ミリ秒
自動運転
5Gを利用した未来
5G性能を利用した近未来の具体例
5GxAR
ゴーグルを付けてARでの遠隔会議が実現(確立している>データが多過ぎて遅延している)
5Gx触覚伝送
触覚伝送により名医が地球の裏側から遠隔手術
○空間伝送(ゴーグルが必要)
5Gx4KxAI 警備革命
4Kの監視映像をAIで即時分析し犯罪予測(LTEではデータが大き過ぎ分析に遅延が出る)
○「B2B2X」 企業と企業が組み合わせて新たなビジネスが生まれる
5Gとは2つの周波数帯
enhanced LTE(eLTE):LTEの継続的発展<低周波数帯
New Radio(NR)新しい無線アクセス技術<高周波数帯
メディアはNRの話題が中心である
しかし、いくら高速化しても安定しなければならない
高周波数帯の特徴として障害物に弱いいため
低周波数帯を利用することにより安定した通信を提供する
現在:通信エリア拡大のためeLTEを全面に設備展開
〜2020年:NR(5G)がスタート予定。対応エリアは一部であり、メインはeLTEのため初期段階とNR方式はeLTE方式の容量アップに使うこととなる
2022年〜:全国的に5G対応を実施し低遅延、多接続にNR方式だけで高速通信が可能と計画されている
5G時代のキーテクノロジー エッジコンピューティングとは
【エッジコンピューティング】
全てのデータをクラウドに送るのではなく、ネットワーク周縁部(エッジ)で処理し、必要最小限のデータをクラウド処理することにより通信および処理を高速化さる技術
この技術が確立した際の1人のデータ使用量は1日あたり11.5GB使用が予測されている
【メリット】
低遅延:通信経路が短縮されるため、よりリアルタイム性が得られる
コスト削減:データ通信量が少なくなるため、通信コストが削減できる
プライバシー保護:必要なデータのみクラウドに送信すれば良いため、プライバシー保護につながる
現在のクラウドコンピューティングの課題
現在の【クラウドコンピューティング】では全てのデータをクラウドへアクセスしている為ビックデータが帯域を圧迫しリアルタイム性の要求が遅延している。
エッジコンピューティングの活用例
自動運転:車同士が即座に位置確認することで衝撃を防げる
画像認証AI:個人情報を送信しないためプライバシーが守られる(Pixel_3対応)
エッジコンピューティングの課題
膨大なデータ通信を行う為消費電力増加
ネットワークの周縁部のセキュリティが確立していない
まとめ エッジコンピューティングはクラウドとセットで考える
エッジコンピューティング
エッジデバイス、カスタマーエッジ、ネットワークエッジetc
メリット
低遅延/コスト削減/プライバシー保護
デメリット
消費電力/セキュリテイ
おまけ
車両間で1ミリ秒以下の低遅延通信に成功、ソフトバンクが5G無線方式
5Gの要件の1つに低遅延通信がある。ソフトバンクは、5Gの新しい無線方式(5G-NR)を使って車両間の直接通信の屋外フィールド実験を行い、1ミリ秒以下という超低遅延の通信に成功したと発表した。
実験は、5G車載端末の実験用試作機をトラックに搭載して行った。5Gの候補周波数帯である4.5GHz帯を利用し、走行中の車両間で通信試験を行ったところ、車両間直接通信の遅延時間が1ミリ秒以下となることを確認できた。実験に使ったのは、3GPPにおいて2019年12月以降に標準化予定の「3GPP 5G-NR Sidelink」方式の実験用試作機である。
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