ソフトバンク経済圏は楽天経済圏を越えることが出来るのか

ソフトバンク経済圏は楽天を越えることが出来るのか PayPay経済圏

前回に引き続き、大手3キャリアのソフトバンク・ソフトバンクの経済圏がどのくらいの規で展開されているのか?

今後、どの様な戦略で展開していくのか?まとめました。

前回:au経済圏は楽天経済圏を越えることが出来るのか

ドコモ・au・ソフトバンクの経済圏は楽天経済圏を越えることが出来るのか

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ソフトバンク経済圏は「PayPay経済圏」

ソフトバンク経済圏は「PayPay経済圏」

参照元:ケータイWatch

ソフトバンクは2019年5月8日の決算発表会でヤフーを連結子会社化することを発表した

ソフトバンクはこれにより持ち株比率約45%になる

このことを発端にソフトバンクとヤフーのポイントサービス「Tポイント」を「PayPay」に順次切り替えてきている。今まで「Tポイント」を利用していたユーザーたちは「PayPay」へ移行する形となる

これが「PayPay経済圏」のベースとなります

そこに立ちはだかるのが日本最大級の経済圏を持つ「楽天」です。

2019年秋に通信事業者として参入する楽天を意識するも動きで、既に楽天では「楽天エコシステム」と呼ばれる「楽天経済圏」を展開しており、ソフトバンクもヤフーのECサイトとの連携を図りこれに対抗しています。

PayPay経済圏は「オンライン決済」も「実店舗決済」も可能

PayPay経済圏は「オンライン決済」も「実店舗決済」も可能

2019年6月より「ヤフーショッピング」と「ヤフオク」で「PayPay」オンライン決済が対応を順次開始しています

具体的には、

ヤフーショッピングでは
PayPayで決済ができる他に、期間限定TポイントがPayPayに変更出来ます

ヤフオクでは
PayPayで決済ができる他に、ヤフオク売上をPayPayにチャージが出来ます

この変更により、PayPayにチャージする事によって、実店舗での利用が出来るため生活が便利になります

PayPay経済圏の拡大

PayPay経済圏の拡大

出典:ヤフー株式会社2018年度通期および第4四半期決算説明会資料より

PayPayの利用店舗の拡大やキャンペーン巨額の投資をしており2018年から2019年3月までの決算書を見てもとんでも無い赤字を出しています。売上約6億に対して、販売費及び一般管理費が367億と桁が違います。

これだけの赤字を出してでもキャンペーンを続ける理由は、孫正義率いる「ソフトバンクグループ」が関わっているから、この流れを見ると、昔の「ヤフーBB」を配っていた時代が記憶に蘇ります。それだけ加盟店の拡大やPayPayを使うユーザーの増加に対する力の入れ方の違いを感じます。
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PayPay経済圏の戦略

PayPay経済圏の戦略

PayPay経済圏の基盤となる金融サービスの計画も発表されています

  • PayPay銀行
  • PayPay証券
  • PayPayカードなど

ソフトバンクグループのキャッシュレス決済化の軸となるのは「PayPay」となります

実店舗の拡大やオンライサービスの充実化が急がれています

PayPay会員数の増加戦略

PayPay会員数の増加戦略

TポイントをPayPayに変更するには必要な条件があります。

それは「PayPay会員」である事

これにより今までTポイントを利用していた「ソフトバンクユーザー」「ワイモバイルユーザー」「Yahooプレミアム会員」はPayPay会員になるしか無いと言う事です

ソフトバンク・ワイモバイルユーザーは約4,000万人
Yahooプレミアム会員は1,773万人

合わせて約5,773万人が一気にPayPay会員となることが予想されます

PayPay経済圏に参入できないユーザーはクレジットから初めてみては?

Yahoo! JAPANカードはオンライン決済方法として早くから「年間会員費無料」が売りのお得なクレジットカードです。ほとんどのクレジットカードは年会費が発生するのが当たり前でした。ですが、このYahoo! JAPANカードは年会費無料の他にTポイント還元率が上がるため、ヤフーショッピングユーザーにとって必須カードです。

これと同様に楽天でも「楽天カード」がありどちらも遜色ないサービスとなっています。

ポイントを貯めるためにクレジットカードを発行し支払いを連携させることで節約することができます。

更にこれからは、「PayPay」を連携することで、決済方法が簡易化されるだけでなく、キャンペーンが適用されてポイントが高還元率で受けられるようになります。

この機会に、Yahoo JAPANクレジットカードも検討してみてはいかがですか?

ソフトバンクと楽天の熾烈な経済圏の拡大に注目!

楽天とソフトバンクの2大対決が目立ちます。通信事業で優位のソフトバンクか、それともネットショッピングなどのイーコマースで優位の楽天か、双方で優位性は確立されている中で、今後の動向に注意していくべきかと思います。

個人的な話ですが私は楽天経済圏を現在利用中。スマホの利用にとどまらずネット銀行や投資信託も活用しているためソフトバンクでは少し物足りなかったです。

以前はヤフーショッピングをフル活用していたのですが、ソフトバンクからスマホを乗換えした時点でショッピング関係をヤフーから離れてしまったことが最大の理由です。今では楽天の他にアマゾンと比較し楽天で購入するといった流れができているので、ヤフーに戻ることはよほどのメリットが必要です。

ユーザーが一度経済圏を切り替えると全てのサービス運用が変わるので企業も顧客獲得に必死になるのは当然ですね。

あなたはどの経済圏を選びますか?私のオススメは「楽天経済圏」です

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